3Com (R) Corporation 3C90x 10 Mbps および 10/100 Mbps PCI NIC ファミリー リリース ノートおよび FAQ ------------------------------------------------------------ EtherCD バージョン 5.4 CD は、共通のドライバ セットを使用する 3Com 10 Mbps および 10/100 Mbps PCI バスマスタ ネットワーク インタフェース カード (NIC) をサポートします。製品の主要な機能は 次のとおりです。 - 優れたパフォーマンスを実現する Parallel Tasking II (R) アーキテクチャ - CPU の使用率を減らし、システム全体のパフォーマンスを最適化 するバスマスタ - 10/100 Mbps NIC 用のメディア タイプとリンク速度の自動選択 - スイッチ接続 10/100 Mbps 環境でフルデュプレックスを使用可能 - NetWare、NDIS 2.01、NDIS 3.0、NDIS 4.0、NDIS 5.0 などを含む 多様なドライバのサポート - SNMP 管理機能 - 耐用期間中にわたる保証 リリース ノートおよび FAQ ----------------------------------------------------------- このファイルは、リリース ノートおよびいくつかの FAQ とその回答を 含んでいます。これらの情報は、 3Com NIC のパフォーマンスを最も 効率的にするのに役立ちます。これらの情報は、3Com World Wide Web サイト (www.3Com.com) 上で随時更新されます。 リリース ノート --------------------- >>>DynamicAccess LAN Agent と Windows Millennium Edition (Me) DynamicAccess LAN Agent ソフトウェアは Windows Me が稼動する PC 上ではサポートされていません。 DynamicAccess LAN Agent を Windows Me PC にインストール すると、ネットワークに接続できなくなる場合があります。 この問題を解決するには、次の手順を実行して、 DynamicAccess LAN Agent ソフトウェアを削除します。 1. Windows の [コントロール パネル] で [アプリケーションの追加と削除] アイコンを開きます。 2. DynamicAccess ソフトウェアのエントリを選択し、 [削除] をクリックします。 3. 画面に表示される指示に従って PC を再起動します >>> 複数の 3C905B NIC または 3905C NIC をサポートする ODI 32 LAN ドライバをインストールする 複数の 3C905B または 3905C NIC を搭載したシステムで ODI 32 LAN ドライバを使用し、さらに、Novell サーバー バージョン 5.1 を使用する場合は、Novell 5.1 サーバーを Service Pack 1 または Novell 5.1 International バージョンにアップグレードする必要があります。 このアップグレードを行わずに、ODI 32 LAN ドライバを アンロードすると、サーバーが異常終了します。 >>> DOS ベースのドライバが稼動中にウォーム ブートする 3Com では、一部の旧型システムで、 Ctrl+Alt+Delete キーの組み合わせ (ウォーム ブート) を 使用して PC を再起動したときに、PCI バスがリセット されないことを確認しています。ウォーム ブート実行時に システムが PCI バスをリセットしない場合は、3Com NIC が 稼動状態のままになり、ドライバが再ロードされる前に ネットワーク操作を実行すると問題が発生する可能性が あります。この問題は、PC のリセット ボタン (装備している 場合) を押すか、または再起動の前に PC の電源を完全に 切ることによって回避できます。 >>> DOS 診断プログラムが、プラグアンドプレイ PCI コンピュータに搭載された 3C905B NIC と互換性がない 3Com で実施したテストによって、DOS 診断と設定プログラムを ロードした一部の PC と 3C905B&C NIC ファミリーとの間に 互換性がないことが確認されました。この問題は、BIOS の設定で プラグアンドプレイ OS のオプションを有効にしている場合に 発生します。この場合、コンピュータの起動時に設定リソースが NIC に割り当てられません。3Com では、プラグアンドプレイ OS の設定を無効に変更することをお勧めします。変更した 設定を保存し、コンピュータを DOS モードで再起動してから、 3Com DOS 設定と診断プログラムを起動してください。 >>> クロスオーバー ケーブルを使用したネットワークテスト Windows 用 3Com 診断プログラムのネットワーク テストでは、 ネットワークに接続されている NIC のデータの送受信機能を 確認します。次の 2 つのテストの実行方法があります。 --2 台の PC を同じネットワークに接続する (ハブまたは スイッチを使用します)。 --クロスオーバー ケーブルを使用して 2 台の PCを相互に 接続する。 2 台の PC を同じネットワークに接続する ----------------------------------------------- 1. 1 台の PC (エコー サーバー) と別の PC (エコー クライアント) を継続的なリンク ビートを 生成するハブまたはスイッチに接続します。 2. 各 NIC の [Media Type] と [Duplex] の設定を [AutoSelect] に設定します。 3. テストを実行します。 クロスオーバー ケーブルを使用して 2 台の PC を接続する ----------------------------------------------- 1. クロスオーバー ケーブルを使用して 2 台の PC を相互に 接続します。 2. 手動で、[Media Type] を [10 Mbps] または [100 Mbps] に設定し、[Duplex] モードを [full duplex] または [half duplex] に設定します。 3. テストを実行します。 >>> エラー : 「Invalid PCI Interrupt Level, Probable Hardware Incompatibility while executing DOS diagnostics」 3Com では、一部のコンピュータで DOS 設定と診断プログラムを 実行すると、上記のエラー メッセージが表示される場合がある ことを確認しています。この問題を回避するには、システムの BIOS 内で、プラグアンドプレイ OS のオプションを無効にする 必要があります。このオプションを無効にするための適切な 手順については、使用中の PC のマニュアルを参照してください。 >>> DOS 設定と診断プログラムが、Windows NT 3.51、 Windows NT 4.0、Windows 2000、および Windows XP 環境内の 3C90x NIC を認識できない。 3Com では、Windows NT 3.51、Windows NT 4.0、または Windows 2000 環境の DOS ウィンドウで実行した場合、3Com DOS 設定と診断プログラムが 3C90x NIC を認識しないことを 確認しています。この問題を回避するには、DOS 起動ディスクを 使用して PC を起動してから、診断プログラムを実行します。 >>> MBA ブート ROM をインストールした状態で 3Com DOS 設定と診断プログラムを NIC について実行すると、 [N-WAY Auto Select] オプションがリスト内に表示されない 場合がある 再起動せずに診断プログラムをもう一度実行します。これで、 すべての設定が回復します。このような状況は、複数のマシンで 断続的に確認されましたが、NIC のパフォーマンスには影響を 与えません。 >>> 3Com DOS 設定と診断プログラムを実行すると、 診断テストによって NIC がオフラインになり、 リンクが強制的に10 Mbps ハーフ デュプレックスに 設定される Group1 テストを実行すると、リンクの再ネゴシエーションが 強制的に実行され、正しい速度に設定されます。ケーブルを いったん取り外して、もう一度接続することでも、リンクの 再ネゴシエーションを強制的に実行できます。これらの状態の 変化は、NIC リンク (LNK) LED とスイッチ ポートの ステータスによって確認できます。 このような状況は、 [NWAY - Auto] に設定した NIC を 同じく自動ネゴシエートに設定した LinkSwitch 3000 の ポートに接続した場合にのみ見られます。このような状況は、 NIC のパフォーマンスには影響を与えません。 >>> 3Com DOS 設定と診断プログラムを Windows 98 環境の DOS ウィンドウから実行すると、エラーが発生する このエラーを防ぐために、3com では、DOS 診断プログラムを 実行する場合に、DOS 起動ディスクからシステムを起動する ことをお勧めします。あるいは、[Safe Mode - Command Prompt Only] で PC を再起動することによって、DOS 診断 プログラムを実行することもできます。 >>> 3C90x-COMBO NIC 上でポートを切り替えたときに、 ネットワーク接続を再確立するために、システムを再起動する 必要がある 3C90x-COMBO NIC 上でポートを切り替えたときには、 ネットワーク接続を確立するために、使用中の PC を再起動 する必要があります。ポートの切り替えには、AUI または BNC から TP への切り替え、TP から BNC または AUI への 切り替え、BNC と AUI 間のすべての切り替えが含まれます。 >>> 3C905B NIC 上の LED が点滅する 3Com では、速度の設定を 10 Mbps から 100 Mbps に変更した 場合は、使用中の PC の電源を入れ直す必要があることを確認 しています。再起動すると、LED が正しい速度設定を示すように なります。 >>> Windows 98 環境での Client 32 のインストール 3Com では、Windows 98 環境で Client 32 をインストール する場合には、ODI LAN ドライバを使用しないことを お勧めします。 代わりに Windows NDIS ドライバを使用する 必要があります。 >>> NDIS 3 ドライバを使用した Windows 95 (Retail) 環境で、 Windows 用 3Com NIC 診断プログラムを使用してメディア タイプ またはデュプレックス モードを変更する Windows 用 3Com NIC 診断プログラムを使用してメディア タイプ またはデュプレックス モードを変更した場合に、その変更を 有効にするには、診断プログラムを終了して、PC を再起動する 必要があります。 >>> 3Com NIC 診断プログラムを削除すると、[コントロール パネル] の [DynamicAccess] アイコンが無効になる Windows 98 または Windows 95 (OSR2) 環境で DynamicAccess LAN エージェントをインストールした PC から 3Com NIC 診断 プログラムを削除すると、[コントロール パネル] の [DynamicAccess] アイコンが無効になります。この問題を解決 するには、DynamicAccess LAN Agent をいったん削除して、 再インストールします。 >>> NIC を装備していない Windows 95 PC に DynamicAccess LAN Agent をインストールする NIC を装備していない PC には、DynamicAccess LAN Agent を インストールしないでください。インストールすると、次の エラーメッセージが表示されます。 「3Com Dynamic Access Software did not install successfully. From the start button run DAW95RMV.EXE...」 DAW95RMV.EXE プログラムを実行しないでください。 DynamicAccess LAN Agent を削除する手順については、 『DynamicAccess Software User Guide』を参照してください。 このユーザーガイドは、DynamicAccess LAN Agent ソフトウェアと 共に EtherCD に収録されています。 >>> Windows 95 および Windows 98 に関するインストール ノート 以下の情報は、Windows 95 および Windows 98 オペレーティング システムに適用されます。 Windows 95/98 環境に 3Com NIC を取り付けると、 オペレーティング システムによって自動的に NIC が検出され、 NIC 用のドライバ ソフトウェアを含むフロッピー ディスク (ディスク 1) を挿入するように要求されます。この時点で ドライバ ソフトウェアのインストールをキャンセルし、後で インストールすることを選択できます。ドライバのインストールを キャンセルしても、NIC を取り付けたことはシステムレジストリに 記録されます。 後で、Windows の [コントロール パネル] の [ネットワーク] アイコンを使用してドライバ ソフトウェアをインストールすると、 オペレーティング システムによって、別の NIC をインストール していると判断され、既に記録されている NIC 用のソフトウェアを インストールしているとは見なされません。この結果、2 つの NIC がシステム レジストリに記録されます。3Com NIC は、 このような状況では正常に動作しません。 この問題を解決するには、まず Windows の [コントロール パネル] の [システム] アイコンを開きます。[デバイス マネージャ] の [ネットワーク アダプタ] の下に、3Com NIC が 2 つ表示されます。使用不可の印が付いている NIC を削除し、 コンピュータを再起動します。同じダイアログ ボックス内に 残っている NIC のエントリは、NIC が正常に動作していることを 示します。 >>> Windows NT 4.0 に関するインストール ノート 以下の情報は、Windows NT 4.0 オペレーティング システムに 適用されます。 EtherCD 5.4 と共に使用できる最も古い Windows NT 4.0 Service Pack は Service Pack (SP) 4 です。一部の コンポーネントは、より新しい Service Pack を必要とします。 詳細については、各コンポーネントのヘルプ ファイルを 参照してください。 FAQ ------------------------------------------------- 注 : Remote Wake-Up に関する詳細な FAQ は、 EtherCD (または EtherDisk 2) の HELP ディレクトリに 収録された WAKEFAQ.TXT ファイル内に記載されています。 Q : 互換性の問題が発生した場合に、3Com NIC に付属の ソフトウェアを削除するにはどうすればよいですか。 A : Windows [コントロール パネル] の [アプリケーション の追加と削除] のアンインストール プログラムを実行 すると、いつでもシステムから 3Com NIC 診断プログラムを 削除することができます。[コントロール パネル] から 3Com NIC をすべて削除すると、アンインストール プログラムが 自動的に実行されます。 Q : 3Com 10/100 PCI NIC に最適なスロットはどれですか。 A : 3Com PCI NIC は、バスマスタ データ転送をサポートする PCI スロット内で動作するように設計されています。 バスマスタ データ転送をサポートするスロットの位置に ついては、使用中の PC のマニュアルを参照してください。 Q : 使用中の PCI マシンでバスマスタをサポートする PCI スロットを見つける方法を教えてください。 A : 一般的に、マシンに 3 つの PCI スロットがある場合、 1 つのスロットは 「スレーブ専用」スロット (つまり バスマスタ データ転送をサポートしないスロット) に 指定されています。スロットには、スレーブ専用と バスマスタ スロットを区別するための明確な印が必ず 付いているとは限りません。詳細については、PC に付属の マニュアルを参照するか、または製造元に問い合わせて ください。さらに、システムの BIOS のバージョンが 最新であることを確認してください。 Q : 使用中の PCI NIC が共有割り込みをサポートしているか どうかを判断する方法を教えてください。 A : 3Com NIC 用のドライバは、共有割り込みをサポートします。 しかし、共有割り込みをサポートする方法に関する業界 標準はないので、他の NIC では、サポート方法が異なって いたり、まったくサポートしていなかったりする場合が あります。共有割り込みをサポートしていない別の PCI NIC (たとえば SCSI ホスト アダプタ) を使用している 場合は、共有割り込みについて製造元に問い合わせるか、 または、システムのセットアップ プログラムを実行して、 別の割り込みをその NIC に割り当てます。 3Com では、OS/2 Version 1.3 が共有割り込みをサポート しないことを確認しています。ただし、これが問題になるのは、 LAN Manager Version 2.2 で OS/2 NDIS 2.01 ドライバを 使用する場合だけです。また、Windows 95 環境での共有 割り込みに関する問題がいくつか確認されています。詳細に ついては、この文書で前述した「リリース ノート」を 参照してください。このような問題が発生した場合は、 3Com DOS 設定と診断プログラムを使用して、各 NIC に 異なる IRQ を割り当て、その設定に合わせてシステムの BIOS を変更してください。 Q : 3Com NIC 用に使わないようにする必要がある割り込みは どれですか。 A : ISA/EISA ボードが使用している割り込みは使わない ようにする必要があります。ISA/EISA ボードは、共有 割り込み (レベルトリガ割り込み) を適切にサポート しません。使用中のデバイスが共有割り込みをサポート しているかどうかわからない場合は、共有割り込みを使用 しないようにします。さらに、ローカルのハード ディスク ドライブと同じ割り込み (通常、IDE ドライブは IRQ 14、 ほとんどの SCSI ホスト コントローラは IRQ 11) を 使用しないようにします。これは、現時点ですべての ハード ディスク ドライブが共有割り込みをサポートして いるとは限らないためです。さらに、Novell NetWare サーバの場合は、IRQ 7 または 15 を使用しないように する必要があります。これらの IRQ は、共有されていない デバイスだけをサポートします。これらの割り込みを 2 つの デバイス間で共有すると、問題が発生する場合があります。 Q : 3Com ODI ドライバは Novell から認定されていますか。 A : はい、3Com の ODI ドライバは、Novell によってテスト され、認定されています。 Q : Windows 環境で使用中の 3C90x ドライバを更新する方法を 教えてください。 A : 3Com の Web サイト (www.3com.com) から最新のドライバを 入手します。EtherCD の [NIC ドライバの更新] オプションを 使用してドライバを更新することができます。手順については、 ユーザー ガイド (UsrGuide.PDF) を参照してください。 3Com テクニカル サポート ----------------------------------- テクニカル サポート情報については、3Com 10/100 PCI NIC の ユーザーガイド (UsrGuide.PDF) を参照してください。 この情報は、EtherCD (または EtherDisk 2) の \HELP\SUPPORT.TXT ファイルにも記載されています。 ----------------------------------------------------------- 3Com、EtherDisk、および DynamicAccess は、3Com Corporation の 登録商標です。 (%VER README.TXT - Release Notes v 5.4.5)